天気・心もようで身につけるジェンダーレス香水 meteo

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授業名:ストーリーテリング
担当教員:永原康史

<授業概要>

「ストーリーテリング」とは、元々は子どもたちに昔話をするような
「語り聞かせ」の意味で、古くは神話や伝説を 通じて共同体の成立にも寄与してきた。
近年の情報デザイン分野では、印象づけるようなエピソードに伝え たい情報を
のせて語る「物語行為」によって、受け手の興味喚起や理解をうながすのに有効と
されている。
この演習では、自分の体験をもとにさまざまな物語化を試み、伝えるデザインの
実験を行う。

今回のテーマは、「いたかもしれない人、あったかもしれないデザイン」で、
架空の人物を想定し、その人物が作ったデザインを実際に制作するというものだった。

<コンセプト>

”天気・心もようで身につけるジェンダーレス香水”

もしジェンダークィアのパフューマーがジェンダーレス香水を作ったら…という設定で
香水、パッケージ、Webページを制作した。

●コンセプトに至るまで
前から香水が大好きで、実際にオリジナル香水を作ってみたいと思っていた。
また、LGBTQについてとても興味があり、調べるうちにジェンダーレスという
ファッション用語を知り、上手く繋げられないか考えた。
性別と香水の関係には以前から疑問に思っており、女性もの・男性もの
・ユニセックス(男女兼用)の香水はあるのに、ジェンダーレス(中性)の
香水がないのは不思議だったので今回ジェンダーレス香水のブランディングを
しようと決めた。

何故天気と心なのかというと、インタビューページにもあるように誰にでもある心を
基準にすることで、全く性別を意識させないものが作り上げられると考えたからだ。
感情の数だけ作るのは不可能だったので、感情を記号化させるとしたら
一番わかりやすく、ユーザーにも共感を得やすい天気とリンクさせた。

<制作プロセス>

●人物

まず初めに人物の設定を練ることから始まった。
当初はジェンダークィアという設定だけで、身体的な性別は考えていなかった。
性格、身長、どこの大学を出てどのようにしてパフューマーになったのか、
香水が好きになったきっかけやジェンダークィアならではのエピソードなどを考える際、
自分の中にある意見や感覚を違和感のないよう馴染ませるために最終的に女性にした。
また、モデルを撮影する際に一瞬でもユーザーに性別を判断させづらくしたかったので、
あえてモデルは男性を選んだ。名前も中性的な名前を選んだ。

●web

最初にキャッチコピーが目につくようにし、スクロールするのが楽しくなるよう文字が
ふわっと降りてくるようなエフェクトをかけた。
透明感のある配色を心がけ、ジェンダーレスのイメージが湧くよう写真を多めに組んだ。
インタビューページではテンポよく会話が読めるように実際に話している情景が
浮かぶような文章に工夫した。

●香水

性別を感じさせないようアロマを意識して全体的にウッディで落ち着いた香りを作った。
しかし、ウッディ系でも3つきちんと判別がつくよう晴れはスッキリした香り
曇りはしっとりとした湿度のある香り、雨は深い森のような香りなど細部まで
こだわって調香した。
香水の名前も彼女が香水を好きになったきっかけの国であるフランスの言葉に揃え、
ストーリー性を滲ませた。

●パッケージ

高級感が出るようにシンプルに仕上げ、天気がテーマだとわかりやすいように種類を
天気記号で表したり、裏面はそれぞれの天気図を配したりした。

●イメージ

全体的なイメージとしては私が中性的な人物に対して抱いている印象である、
『ミステリアスな爽やかさ』を意識しデザインした。

<制作を通して>

 自分の興味のある複数のテーマを上手く料理し、極限まで突き詰められたので
とても達成感の強い作品となった。
実際に買いたいと言ってくれた人がいたり、売ってそうと言われたり自分でも
納得のいく作品を作ることができた。
また、自分の挑戦したかったこと(香水作り、ポートレート撮影)もできて
思い入れの深い作品になったなと思う。
 自分の好きなことに繋げて制作することでモチベーションが上がり、楽しい気持ちと
絶対に成功させたいという気持ちが先頭にくるのでこれからも積極的に
取り入れていきたい。

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