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「自分の実力は年収に見合っているのか」キーエンスを飛び出した3年目の決断。

「若造でもあれだけの年収を貰えれば、社会的な肯定感を得られる。でもそれは.......。」

そう語るのは、新卒で入社した株式会社キーエンスを離れ、今年4月にウォンテッドリーに入社したばかりの田渕 伸也。キャリアを測るものさしが多様化している時代の中でも、「大胆」と言って差し支えのない意思決定をした田渕は、何を思ってベンチャーのドアを叩いたのでしょうか。

「成長とはなにか」「自分の実力をどう定義するか」、そんな問いに満ちたインタビューの様子をお届けします。

「社会に出るってどういうことだろう?」 自信喪失と成長への決意。

大学では社会学を学んでいたという田渕。就職活動が始まったある日、ゼミの皆と集まって他己分析をしたことが、彼が社会と向き合うひとつのスタートになります。

「社会人」という言葉を意識し始めたのは、大学2回生の頃。ゼミとバイト、母校の部活のコーチを掛け持ちしていたとき、すべてを投げ出したくなってしまって、お世話になっている先輩や大学教授にそのことを打ち明けたんです。そしたら、皆に口を揃えて「それでは社会でやっていけないぞ」と言われて。誰も彼もすごく信頼している大人だったので、そう言われたことが衝撃でしたし、「社会に出るってどういうことなのだろう」と初めて意識したきっかけでした。

それから、自分の社会人としての素質に改めて向き合うことになったのが就活が始まる3回生の冬。ゼミの仲間と「お互い嫌われる覚悟で言おう」と言って他己分析をしたんです。中高でハンドボール部のキャプテンをやったり、大学でもリーダーみたいなことをやってきたりしてはいたけど、自分では大成功はしていないと思っていて。分かっていつつも、いざふたを開けてみると思った以上にボロクソに書かれていました(笑)

曰く、「頼りない」だとか、「リーダーは任せられない」だとか......。その時も自分がリーダーとして回していたので、完全に自信を失くしてしまって。その日は、駅から家までの徒歩30分の間、自分の思っていることをすべてノートに書き出しながら帰りましたね。今思えば、あの時自分と向き合うことができたのは良かったのかもしれません。

就活では、とにかく成長したくて、ハードワークができる企業を軸に見ていました。なので、バリバリ働ける大手か、どベンチャーかの二択でしたね。途中からは内定をストックするという考え方をやめて、ちょっとでもないなと思ったらその場で断っていました。内定が欲しいからといって八方美人な態度をとったところで自分のためにはならないなと思ったんです。そのせいで、面接中に人事部長と口論になったこともあったりして、本当に扱いにくい就活生だったと思います。

恵まれた環境と、致命的な誤算。

社会人として、確固たる一歩を踏み出したいという一心でキーエンスに入社。華々しい新卒1年目かと思いきや、意外なところに落とし穴が。

結局、キーエンスから内定をもらうまで手持ちの内定はゼロでしたが、一から教えてもらえる先輩の存在を求めていたのと、給料が高いなら高いだけの成長もさせてもらえるだろうと思ってすぐに入社を決心することができました。

入社してからは本当に失敗の連続で。工場相手にセンサーの営業をしていたのですが、タスク漏れはザラ、クレームも何度かもらったり、新社会人がやる失敗はだいたいやったという感じです。

ただ、やっぱり成長できる環境はきちんと用意されていたなと思います。先輩に毎日のようにフィードバックを貰い、怒られながらもやっていたら、2年目からはなんとか軌道に乗ってきました。それに上司がすごく良い人で、対話を通じて自分のために成長のマイルストーンを置いてくれる人でした。この時期までにこれをできるようになろう、5年目にマネジメントを任せられるようになろう......そこまで一緒に考えてくれたんです。

とはいえ、キーエンスにはずっといるつもりもなかったんです。「ビジネスマンとしての下地ができたら辞めよう、逆に言えば、そこを果たすまでは全力でやろう」と真剣に思っていました。そんな風にハードワークを求めていた自分にとって大きな誤算だったのが、自分が思ったよりもセンサーと製造業に興味を持てなくて、今ひとつ仕事に没頭できなかったということ。やり始めたら興味が沸くと思っていたんですが、「何をやるのか」といった部分で動機を得られなかったことに苦しんでいましたね。

仕事が楽しくなった瞬間に、続けるモチベーションが下がった。

営業に慣れないうちはお客さんとの一対一のコミュニケーションだけでも精一杯だったのですが、そんな自分がうまいこと難しい組織攻略を成功させたことがあったんです。その時、初めてはっきりと「仕事が面白いな」と思うことができました。ただ、普通はそれでモチベーションが上がると思うのですが、僕の場合は下がってしまって。全く興味のなかったセンサーの営業で楽しいと思えるのなら、自分の好きなことをやればもっと楽しいんじゃないか。一度そう思ってしまったら、頭の中は転職のことでいっぱいになりました。

僕自身、部活時代に指導者がいないという環境に長くいたので、人の成長を応援できるようなHR領域や教育関係に興味がありました。影響力で言うと、一対一で関わっていくよりは環境やプラットフォームを作っていくほうが大きい。そこにウォンテッドリーが当てはまっていたという感じです。

新卒のときは、整った環境で成長したいと思っていた。でも、ウォンテッドリーに入社するときに感じたのは、不完全なものをより良くしていく面白さでした。完成された組織は、キャリアアップや改善までの道のりがあまりにも遠い。働き盛りのいま、あと5年同じことを繰り返してマネージャーになるという道よりもワクワクする勝負に出たほうが、間違いなく満足できると思いました。

誇れる実力をつけるには、シゴトに熱量を注がなくてはいけない。

営業部長である川口との面談を通じて、まだまだ成長過程の事業に携わる面白さを感じ、入社の意思を決めたそうです。「好きなことをやるのに、怖がる必要はない」。田渕は明るく笑いながらそう言います。

一般的に見たら、大企業であるキーエンスから、ベンチャー企業であるウォンテッドリーに入ることをリスクと感じる人もいるかもしれません。実際に周囲に転職を報告した際には、「なぜ安定を捨てるのか?」と言う人もいました。

たしかに、入社3年目の若造でもあれだけの年収を貰えれば、社会的な肯定感を得られる。でもそれは、ただ単に会社がすごいだけで、僕自信の努力ではないんです。そのことに対して、ずっと違和感を感じていました。社外で尊敬できる人を見ると、「自分のほうが年収は高いけれど、本当にそれいいのか?」と思い始めて。

正直、ベンチャーに入る怖さがあったのも事実です。ビジネスの体制もまだまだ未整備な状況で、手探りで売上を取りに行く点も、大企業の年収を捨ててベンチャーに行く点も怖い。でも、同じくらい自分の中に好奇心がありましたね。結局、仕事の実力がないと何にもならないので、そこを磨きたい、と。

そういう意味でも、Wantedly Visitは年収という判断軸に左右されるよりも前に、自分の好きなことや、良いなと思える出会いを創造するプロダクトです。実現したいことの後押しをしてくれる。それがサービスの気に入っている点ですね。

不安もある、だからこそ全力で

個人的な関心を持てなかったサービス製造業の営業をやって思ったのは、嫌なことや、違うなと思うことを嫌々やっていても上手くいかないということ。キャリアアップのためには際立ったスキルや専門性を身につけることが必要とされる時代になってきている以上、よっぽど優秀な人でない限り、その状況で能力がつくかと言うと難しいんじゃないですかね。

もちろん、才能があったり、ベースが優秀な人はどんな状況でも生き残っていける。でも、そうじゃない人はどうなっていくか、というと、「自分が熱量を注げることをいかに見つけられるか」だと思うんです。

僕みたいに、大手のキャリアをかなぐり捨ててベンチャーに入社すると「行動力はあるが、恐怖心がない、無謀なやつ」だと思われてしまう。でも実際は、自分なりに合理的な判断をしたつもりです。あと、恐怖心もないわけではないです(笑)

だからこそ、「田渕に任せておけば大丈夫!」というくらい信頼を集めて、ウォンテッドリーのビジネスチームをどんどん良くしていきたいなと思いますね。

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