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植物の進化から、人類の底上げへ。キャリア教育に燃える院卒マーケターはかく語りき。

顧客創造の2要素とは「マーケティング」と「イノベーション」であるーーピーター・ドラッカーはその歴史的名著の中でそう述べます。しかし、ウォンテッドリーにおいてマーケティングが本格的に組織化されたのは、ここ1年の出来事。まだまだ、やらなければならないことは尽きません。

平成最後の4月、産学協議会において大学と経団連は採用の多様化・通年採用の拡大化を進める方向性で一致しました。長期インターンシップを推奨しているウォンテッドリーにとって、後押しとなるようなトピックです。この時流に対して、現在マーケティングチームの中核となる山田賢輔はどのような構想を練るのでしょうか。

彼自身のアカデミックな出自、さらにはキャリア教育にかける想いとともに掘り下げるインタビューを行いました。

「ありがとう」と言われる仕事に就くため、アカデミアを去った。

大学院ではずっと植物の性の進化の研究をしていたという、アカデミックな経歴の持ち主である山田。もともと研究者になろうと思っていた彼にとって、2011年3月11日は大きな転機となりました。

大学院でやっていたのは、フィールドワークやDNA解析を通じて植物が雌雄に分かれていった痕跡を追うという研究です。ただ正直に言うと、大学院に進んだ時点で植物の研究をあと40年も続ける自信はありませんでした。研究って、基本的に自分の好奇心を満たす行為でしかない。大学の教授にも、「人の役に立つということは考えるな」と言われていました。

そんな時に、東日本大震災があった。自分が仙台の大学に行っていたということもあり、もっと人の役に立つということがしたいなと思って研究者への道は諦めました。こんなことを言うと誤解があるかもしれませんが、人の役に立つって楽だなって思うんです。人から感謝されることでモチベーションを保てるわけだから。なら、「ありがとう」と言われるような仕事に就こう、と。

その時、たまたま新聞でフィリップ・コトラーの言葉を見かけて。「マーケティングは世界平和に繋がる。社会のニーズを良い形で解決できれば、戦争はなくなるのではないか」と書いてあって、「お、これいいじゃん」と思ったんです。それで、マーケティングの会社に入ることにしました。

院卒で入社したソウルドアウトは、地方の中小ベンチャー企業に対するマーケティング支援を行なっている会社でした。自分の父親も中小企業の社長をしているのですが、そういう個人的な背景もあってか、誠実だけど比較的伸び悩んでいて、売上が少ないから助ける人もいない企業、語弊のある言い換えをすると、世の中で弱い立場に置かれている人たちを助けることが好きなんですよね。すでにお金がたくさんある企業を助けるのは、他のひとがやればいいかなと(笑)

未経験プログラマーからマーケターに

マーケティング支援の会社に入社したものの、経歴はエンジニアからのスタートに。マーケティングに携わるようになってからは、マーケターとして何を仕事にしていくか考えるようになったと言います。

理系の大学院生だったからか、社長に「理系の学生ならプログラミングできるでしょ」と言われ、最初の半年くらいは子会社のエンジニアとして働いていました。なので、最初の半年はマーケティングの実務とは無縁でしたが、その後ソウルドアウト自体のマーケティングチームを作るという話があり、コードが書ける人間がいたほうが良いということで配属になりました。

当時は、自社のメディアを運用したり、Webサイトを作ったり、架電したり、人がいないのでとにかく何でもやらせてもらえました。CMOが統括していた部署でもあったので、マーケティング全体の知見を培うことができた期間ですね。Webサイトの場合、ファーストビューに何を置くかとか、フォームの変え方とか、無数にある変数をいじる感覚値みたいなものも学びました。

先輩がマーケティングで博士課程まで行っている人だったのですが、とにかくターゲットの気持ちを考えろと言われ続けました。自分がどう売りたいかではなくて、エンドユーザーがどう考えているのかを延々と突き詰める。今の活動にも広く活きている視点だと思います。

ただ、やっぱり広告代理店ってクライアントの事業を引き上げるっていう仕事なので、どういうことをしたいかというのは選べない。もうちょっとダイレクトに人の役に立つ仕事をしたいと思って、事業会社に転職するという選択肢に至りました。

「学業」と「就業」が気持ちよくつながる社会を作りたい

ウォンテッドリーのマーケティングチームでは、オンライン・オフラインにまたがりマーケティング施策を回している山田。その一方で、「シゴトでココロオドル人をふやす」という事業ミッションの実現に向けた動きとして彼が重要視しているのは「キャリア教育支援」でした。

ウォンテッドリーでは、基本的なマーケティング活動以外に、「キャリア教育」という視点からも事業の幅を広げようとしています。ちょうど2019年4月に、経団連が通年採用の拡大を進める意向を示しましたが、これからはITや語学などスキルを持った学生がより求められる。世の中全体のトレンドからして、キャリア教育を推し進める風潮が進んでいます。ウォンテッドリーとして、このチャンスを掴みにいかない手はない。

実際に、ウォンテッドリーでは2017年から「Wantedly Education Program」を実施しています。例えば、企業の選び方をレクチャーするような授業を大学で行ったり、キャリアデザイン学部のゼミに講師として参加したり。大学だけでなく、ときには行政と組みながら長期インターンシップの価値向上を進めているのも特徴です。

このプログラムを通じて、新卒一括採用の時に取ってつけたようにキャリアに対して考えるのではなく、自分が将来何をしたいかじっくりと考える機会を作る。学業と就業を気持ちよく連動させるということが大切だと思っているので、非常にやりがいのある仕事です。ウォンテッドリーは足元の業務からはやや外れたことであっても「シゴトでココロオドル人をふやす」という目的に基づいた活動であれば、自由度高くやらせてもらえるので大変感謝しています。

シゴトにおける世の中の幸福度を上げる

大学と連携したキャリア教育支援は、ウォンテッドリーの事業モデルとは一見無縁であるように思えます。しかし、それさえもウォンテッドリーのマーケティングになり得ると山田が語る理由はどこにあるのでしょうか。

複数の調査によって、日本人の仕事における満足度が世界最下位であることが示されています(参考)。仕事への満足度は社会の幸福度に直結する指標だからこそ、もっともっと伸ばす余地があると思っている。キャリア教育を推し進めることはもちろん、Wantedly Visitがこれからも成長を続けていくことで「仕事ってそもそも楽しいものだ」という前提条件を作れたらいいなと。

やはり未だに、「とりあえず大企業に行こう」という学生の割合は大きいです。大企業に行って楽しいか楽しくないかは、もちろん個人の意向によって変わってきます。でも、単純に「なんとなくステータスが手に入りそうだから」といった動機づけによってキャリアを選択している学生がいるとしたら、それは本当に幸せなことなのだろうか? ......そういう疑問を、大学のキャリア教育と向き合うことでもっと投げかけていかないといけないなと思っています。

また、企業が正確な情報を開示していた方が、その後の就職後の幸福度が高くなるというデータもあります。Wantedlyは募集記事や面談、インターンなどで通常の求人では分からないような企業の情報を開示している分、幸せな仕事選びに関与する点が大きい。「ただ稼ぐだけではなく、自分にとって面白い仕事をしたほうが良い」という常識を作っていけることが、マーケチームとしてやっていきたいことですね。

そのためにも、ユーザーの気持ちを考えながら、自分で機会を創出していける思想を持った人と一緒に働きたいと思っています。あとは、型破りな発想を持った人! 常にでっかい目標を追い求めるチームでありたいですね。

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