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スタッフインタビューvol. 70 「場に立つ、場をつくる」

PAJの非常勤ファシリテーターになるための「エントリートレーニング」を受けていたサニー(三浦さなえ)。先日トレーニングプロセスを終えて、これからファシリテーターの道を歩み始めます!

プロジェクトアドベンチャー(PA)との出会い

学校を卒業してからエアロビクスのインストラクターをしていましたが、その後、学生の時から興味を持っていたパーソナルトレーナーの勉強をしました。痛みを抱えていて、やりたいことがあるけれどできない人に運動を通して改善していくためのサポートをするために。とてもやりがいがある仕事でした。

PAのことはニュージーランドで知りました。帰国後、幅広い層の参加者と活動できるものはないかとネットで探していたところPAJに辿り着きました。。直感を信じてすぐに申し込んで「アドベンチャープログラミング(AP)講習会」を受講しました。そこでは、5日間でこんなに自分と対峙できて、メンバーが各々の立ち位置からそれぞれに変化していって素晴らしいと思いました。先々が明るく見える希望となりました。

「エントリートレーニング」スタート!

AP講習会の後、ファシリテーターとして場に立ったときに見えるものは現場に出ないと見えない、と思いトレーニングを受けることにしました。ずっとフリーで働いているので、他の人から何かを言われる経験は少なく、客観的なアドバイスや違う視点からの話がきけるのも、私にとっては魅力的な環境でした。

エントリートレーニングでは、まずプログラムを見学します。その後はトレーナーと組んで実際にグループを担当します。回を重ねるごとに自分が担当するアクティビティの数が増え、担当時間も増えていきます。最初はサブでつき、慣れてきたらメインを担当し、最終的には1人でグループを担当します。

初めの一歩は苦い経験

初めてファシリテーターとしてグループに立ったときは、撃沈でした(笑)。一生懸命プログラムを考えていましたが、一番最初の段階で緊張して吹っ飛んでしまって(笑)。そんな状態なのに、対人の仕事の経験があるから、吹っ飛んでいるのに何事もなかったようにとりあえず進めました。でも子どもたちにとって充実していたかと問われたら決してそうではないかもしれない…。

トレーナーには、「匙を投げなかったのはよかった」と言われました(笑)。あの日は終わった後、放心状態でした。家に帰って「おかえり」と言われたことも覚えていないくらい(笑)。もうファシリテーターはできないかもしれないと思うくらい辛かったです。

でもその後、周りのファシリテーターの人の話をきいたりして、自分が楽しめるようになりたいと思ったんです。一回だけの経験で撃沈した自分がいるだけ。まだその仕事のことが見えていないし、何もやれていない。もっとファシリテーターとしての自分を感じてみたいと思ったので、辛かったけれど、PAJから離れるという決断はなかったです。まずはやってみようと思いました。スモールステップを積み上げていったら、その先に何かが見える期待がありました。

気づきにつなげる難しさ

私には、グループへの介入、投げかけが課題でした。グループにふりかえりを提供することは私にとってはかなり難度の高いものでした。参加者がアクティビティで得たものを、どういう形で振り返ってクラスにつなげるのか、それが難しい。楽しいだけで終わってしまってはダメなのはわかっていても、なかなかうまくできないんです。

アクティビティのその先でみんながどう学びを得ていくかを考えました。考えれば考える程停止してしまいました。投げかける言葉を書き出してみたり、アクティビティの設定、本当にそのアクティビティでよかったのか?など考えたりしてみました。やればやるほど、「ファシリテーターって何なんだろうな」とますますわからなくなりました。

投げかけの言葉や自分がやろうと考えていたコトには積極的にチャレンジしたいです。私はかなりビビっているみたいで…す。言ったコト、やったコトに対して収集がつかなくなるかもという不安があります。でも、やって、考えて、やってみて、うまくいくかいかないかはその現場で味わおうと、いまはなんとなく吹っ切れています。

トレーナーの存在

トレーニングでは3人のトレーナーとご一緒しました。近くで見守る人、中くらいのところで見守る人、遠くから見守る人と三人三様でした。トレーニーとしては、いるかいないかくらい遠い距離で見守ってくれる方が安心します。あまり近すぎてもドキドキするし、よく見せようという気持ちが働いてしまいます。

3人に共通しているのは、フィードバックについての考え方です。感情ではない部分でフィードバックをくれて、論理的に細かく噛み砕いて説明することがうまいです。でもグループの前ではそういう説明的なところを出さずにプログラムをしていて、蓋をあけてみたら考えや意味がきちんとあるんです。トレーナーからのフィードバックをきいていると、そういう風に考えて組み立てていくから、そこに到達するんだということがわかります。

私は勢いと感覚だけで進んでしまうところがありますが、トレーナーの皆さんは深さがあるなと思いました。運動のパーソナルトレーナーは感覚も裏付けや臨床データもどちらも大切なんです。「ここがこうだから、ここがこう成り立つ」と物事をリンクさせて運動することが大事なんです。その部分はファシリテーターもパーソナルトレーナーも似ているなと思いました。

グループ体験を引き出しに

一人ひとりがポジティブな部分もネガティブな部分も持っていて、それをお互い認め合い、補い合って自分らしさを表現できる場になればいいなと思っています。過剰に尊重する必要もないし「あなたがいて私がいる。あなたと私、どちらも大切」とお互いが思えるようなグループ活動をしたいです。

グループ経験がどのタイミングで引き出しとして生かせるかはわかりません。でもお互いを思いやれる空間で、お互いを尊重するという体験に勝るものはないと思っているので、その空間をつくっていきたいです。同じ体験でも10人いたらそれぞれ感じ方が違います。その選択肢をたくさん渡したいと思います。そういう想いはたくさんありますが、それを自分がどう支援していくかは今後の課題です。

                                   (20190513)

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