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【Special Interview】Holmes Knowledge Cloud 開発秘話<メンバー編>

2019年9月25日、契約マネジメントシステム「ホームズクラウド」を提供するHolmesは、法務部と事業部間の契約ノウハウを企業全体で"蓄積・共有・活用"できる「Holmes Knowledge Cloud(ホームズ ナレッジクラウド)」という新サービスをリリースしました。

そこで今回、当時の開発秘話を振り返っていただきながら、どのような想いでこのサービスを開発したのかを、開発メンバー8人にインタビューしてきました!

※<CTO/スクラムマスター編>も公開しております。あわせてご覧ください!

東京×長野で連携するユニークな開発体制

担当:皆さん、今年9月は「ナレッジクラウド」のリリース、本当にお疲れ様でした!3ヶ月のタイトなスケジュールの中でリリースまで漕ぎ着けたとお聞きしました。この機会に、当時の開発の「裏側」について、皆さんに振り返っていただきながらお聞きしたいと思います。まず、現在のHolmesの開発体制について教えていただけますか。

吾郷:僕はHolmes創業当初から在籍しているメンバーなのですが、Holmesは、開発者が数名だった頃から現在に至るまで、「東京」と「長野県の上田市」という別々の開発拠点を設けているところが特徴ですね。あと、今年からは開発手法を「アジャイル型」に切り替え、スクラム体制を組みながら、Slackを中心に密なコミュニケーションを取っています。なによりも、こんなにメンバーが増えましたからね。特に上田のメンバーは採用の勢いがすごいですね!

担当:本当に「ナレッジクラウド」のリリースに向けて結集したかというくらい、東京チーム/上田チーム共に賑やかになってきましたよね。まずは一人一人、リリース当時の役割についてお聞かせいただけますか?

初の独立したアプリケーション開発への挑戦(Devチーム)

吾郷:Holmesは作る側の「Dev」チームと運用する側の「Ops」チーム、そしてデザインを担う「Design」チームの3つに主に分かれているのですが、僕は「Dev」チームとして、主にサーバーサイドの構築に携わっています。ナレッジクラウドの開発の過程でも、基本的にはひたすらコードを書き続ける作業をしていました。

平田:僕も同じく、サーバーサイドの処理を担当しています。ナレッジクラウドは、様々なナレッジを一覧で表示させる機能があるのですが、まさにその裏側の担当でした。企業が貯めていくナレッジそのものをしっかり管理する基盤となる部分です。あとは、ファーストビューの処理だったり、各メンバーの「チケット」(タスク)を終了させるマスターの役割をしていました。

倉島:僕は、お二人と連携しながら、主にテスト検証やバグの修正/チェックを担当しています。ナレッジクラウドのテスト検証の過程では、見落としている要改善ポイントはないか、細部まで常に目を見張っていましたね。

小林:私もDevチームではあるのですが、フロントエンドの担当として、Designチームの越川さんが作ったデザインを画面に起こす役割を担っていました。特に、ナレッジクラウドは、ナレッジをただ表示するだけでなく、相談/回答するフォーム画面やタイムライン形式の画面など様々な画面があるので、とりわけデザイン面とは密な調整を行なっていましたね。

吾郷:ナレッジクラウドって、これまでのホームズクラウドのサービスからは切り離された、独立したアプリケーションなんですよ。なので、「Holmes Project Cloud(ホームズ プロジェクトクラウド)」「Holmes Contract Cloud(ホームズ コントラクトクラウド)」との接続部分の処理をどうするかが、Devチームとしてはとりわけ新しい挑戦でしたね。

寺嶋:そうですね。ちなみに、私は個人としても新しい挑戦だらけでした(笑)なにより、ナレッジクラウドの中でも最も期待されていた「全文検索機能」を実装する任務をいただいたのです。Devチームの皆さんの作った基盤にあわせて、それをどう組み込むのかは、チーム力を意識することなくしては実現できなかったですね。

品質保証と広い視野を意識したチーム間の連携(Opsチーム+Designチーム)

渡辺:対して、私や吉澤さんがいるOpsチームは、見た目から想像できる動作がちゃんと意図した通りに動くかを検証することを中心としたチームです。私に関しては、特に「品質保証」にコミットしていましたね。手前の機能の動作確認だけでなく、そもそもの要件定義がしっかりと画面上で実現されているかという面も含めて、広い視野を持って品質を守ることを心掛けていましたね。

吉澤:僕も同じくOpsチームではあるのですが、唯一、この中では「ナレッジクラウド」ではなく、「テックタッチ」と呼ばれる、ユーザー企業様自身がホームズクラウドに登録した契約書テンプレートを自社で自由にカスタマイズできる機能のリリースに向けて主に動いていました。他の皆さんがナレッジクラウドに集中していた分、とにかくこの期間はテックタッチのほうで極力バグを出さないことに気をつけながら、リリースに向けて奮闘していましたね。

越川:私は元々、セールス用のサービス資料などをデザインしてきたのですが、このナレッジクラウドの開発着手と共に開発側に加わり、現在は「Designチーム」としてUIデザインを担当しています。ナレッジクラウドのリリースの過程では、社内の意見を吸い上げて最新の仕様変更に対応するUIへと整えていく役割を担っていました。とにかく、UIデザイナーとしては社内に一人だけなので、フィードバックのもらいかたなど、社内の関係者とのコミュニケーションは特に意識して動いていました。

互いを「気遣う」文化の形成

担当:皆さんのお話を聞いていると、チームの連携は特に意識されていたように思いますが、チームを超えた「開発全体」としての部分では主にどの様なことにこだわりを持って動いてらっしゃいましたか?

吾郷:僕は、とにかく「タスクの取捨選択」をしっかりしようと常に考えて動いていました。特に、僕ら裏側を構築するメンバーは、フロントとどう上手く連携するかが、開発の進捗結果にダイレクトに影響してきます。サーバーサイドというのは、期間の中で極端に大きな工数の山や谷があるわけではないのです。だからこそ、毎朝の開発会議で他のメンバーの進捗や今日のタスクを確認し、「あ、これを早く終わらせれば、この人がスムーズに今日作業できるな」だったりに気を配るようにしていました。開発チームは「チケット」での管理を通して全員のタスクを可視化しているので、各メンバーの進捗状況を把握しやすいんですよ。そういう、”痒いところに手が届く役割”を担いたかったという想いが強いですね。

平田:本当に吾郷さんはその辺りに気を配っていましたよね。僕は、サーバー処理の傍、実は「チケットマスター」という、各メンバーのチケットを管理して期日通りに終わらせるように進行する担当をやっていたのです。全体の進捗が見えると、他のメンバーを気遣う余裕が生まれますし、実際、皆さんそういう風に動いていましたからね。学びという意味でも、よかったと思います。

越川:私の担うUIは、全て決められた「仕様」に左右されます。そのため、ユーザーストーリーマッピング(※ユーザーのシステム内での行動プロセスと、その機能およびビジネス価値について定義したもの)に沿って当初実装が決まっていた機能が会議で延期となり、突如作業が中断したり、急に別の機能のUIを対応したりなどもありました。けれど、「何の機能を優先するか」は顧客視点でのホームズクラウドの価値を決める重要な要素でもありますし、開発における関係者全体の意思決定に臨機応変に対応することは必要不可欠な役割だったと思います。実際に成長の実感も大きかったです。

吾郷:その通りですね。全員、「仕様をしっかり確認しながら進める」ことを基本に置いていたからこそ、柔軟な変更にも対応し、スケジュール通りにリリースできたというのは大きいかもしれません。

トップの意思決定を待たずに「自走」できるチーム

担当:しかしながら、「1プロダクトを3ヶ月でリリースする」というHolmesの開発方針は、外部の目線で見れば相当なスピード感ですよね..。実際、客観的にみてリリース期日に間に合った成功要因とはどんなところにあったとお考えですか?

寺嶋:組織としてメンバーそれぞれの強みの分野がはっきりしているので、「適材適所」にCTOがメンバーをアサインできたことが一番大きかったかなと思います。あと、開発言語を一部変更した点も大きいですね。これまでのHolmesは「Java」をベースの言語として使っていたのですが、今回はそれ以外の言語も使っていて、書かねばならないコードの量が比較的少なくて済んだのですよ。そういうリソースの上手な使い方だったり、細部の部分が日々の業務効率化に効いたのかなと思います。

倉島:僕は「機能分け」が明確だった為にDevチーム側が具体的な目的意識を持って開発に取り組めた部分が大きかったのではと思いますね。「ユーザーストーリーマッピング」のシートに「この機能は何の為に開発するのか」がはっきりと書かれているので。優先順位や重み付けを理解しながら、開発チームとして機能開発の全体像を頭の中でも描けていたのかなと。

小林:東京のチームも言っていましたが、コミュニケーションが密に取れたのは本当に大きいですよね。大きなボトルネックもなく、全員が互いの進捗をしっかり把握しながらスムーズに山を乗り越えられた部分が大きかったかなと思います。

渡辺:確かにそれはかなり影響していますよね。例えば、案が出てこなくなったら、とにかく今考えていることをSlackやその他のツールにガーッと書き出して「これ分かりそうな人求む!」みたいな投稿で助けを募る(笑)こともしょっちゅうあったのですが、すぐ周りが反応してくれるのですよね。先ほど寺嶋さんも「適材適所」の話をしていましたが、この様なコミュニケーションがあったからこそ、お互いの「得意な領域」がハッキリする様になり、それぞれが最適な場所で最大限のパフォーマンスを出せたのだと思います。

寺嶋:更に付け加えるとすれば、この様なコミュニケーションは、現場の自主性を更に高める効果にも繋がっていたのではと思います。ナレッジクラウド開発前は、基本的にCTOの花井さんや長年Holmesの開発に携わっている簾田さんを中心に意思決定が進むことが多かったのですが、今回のプロダクト開発は多くの新メンバーがジョインしていたこともあって、より自由でオープンな意見を歓迎する空気感がありました。トップの意思決定を待たずして、アイディアが浮かんだ人同士で小集団のミーティングを自主的に開いてアイディアを膨らませていくなど、自走できるチームになれたのではと思います。

未来に描く「ナレッジクラウド」の姿

担当:本当に皆さん、素晴らしいチーム力ですね!最後に、「ナレッジクラウド」への想いや、今後このプロダクトが世に広まってどうなっていってほしいかなどのイメージがあればお聞かせいただけますか?

吾郷:なにより、企業が「基盤」としてホームズクラウドを導入することのきっかけにしてほしいですね。というのも、これまでのプロダクトだと、どうしても営業や法務のみの活用に限定されてしまう部分が大きかったのですが、このプロダクトは企業全体のナレッジを蓄積するものなので、全ての企業の構成員に使っていただきたいなと思っています。

平田:吾郷さんと同じ観点ですが、「ナレッジクラウド」は「部署を超えていく」プロダクトだとイメージしています。Holmesがプロダクト構想として示している「世界観」の図の通り、「コントラクトクラウド」が契約、「プロジェクトクラウド」が事業の位置付けであるのに対し、「ナレッジクラウド」は企業の領域にまで広げているプロダクトです。リリースまで進めていく中でもそのイメージを持っていましたが、リリース後もこのイメージで使ってほしいという気持ちはずっと持っています。

越川:私も皆さんと近しいイメージを持っていて、「ナレッジクラウド」単体ではなく、「コントラクトクラウド」や「プロジェクトクラウド」と一緒に活用していただきたいなという気持ちが強いのですよね。それでこそ、ホームズクラウドの価値がより多くの方に伝わるのではないかなと思っています。もちろん、ナレッジクラウド単体という意味では、ユーザー様もっともっと使っていただければ、それだけもっともっと優先的にアップデートできるように開発チームとして取り組むことができるようになるので、どんどん使い倒してほしいですね!(笑)

吉澤:日々お客様の声を受けて改善に取り組むことの多い私からすると、未来のお客様にとって「ナレッジクラウド」は、「担当の人が同じ質問に答えなくていい」という部分がハッピーな気持ちを与える点が魅力的かなと思います。開発全員で「どうしたら気持ちよくお客様に使っていただけるのだろう」というのを日々考えながら開発したプロダクトなので、ぜひ機能の細部からその様な利便性を実感していただけたら嬉しいなと思います。

寺嶋:ナレッジクラウドの開発途中で思いついたのが、「自社が持っているナレッジを外部に共有する」という活用の仕方ですね!具体的には、ユーザー企業様の組織の中でナレッジを共有するという意味合いではなく、そのナレッジを外部の他の企業に「売る」仕組みとでも言うのでしょうか。この展開の仕方は今後ニーズがあるのではと思います。

小林:私は、昨年からHolmesのフロントエンドに携わっている身として、ナレッジクラウドに関しても率直に「使い続けて欲しい」という想いが強いです。なにより、社内で上手く情報伝達ができていなかったストレスが一気に解消されて、「ナレッジクラウドがあって本当によかったなあ」とユーザー企業の皆様に思っていただけたら本望です。

渡辺:「知識の共有」って、本当に難しいんですよね。1対1のやりとりだったら手取り足取り教えられるものが、対会社全体だと、細部まで工夫しないと伝えたつもりでも伝わらないことばかりだと思うのです。この様な「そもそも伝えることが難しい知識」をナレッジクラウドの仕組みを使えば”いい感じ”に伝えられると信じているので、ぜひ多くの企業に活用していただきたいです。

倉島:渡辺さんと同じ観点なのですが、「知識の伝達」ツールとしてナレッジクラウドを使い倒してほしいですね。欲を言えば、本当に様々な使い方ができる可能性を秘めた機能なので、僕らが「予想できない使い方」をこれからどんどん各企業で実施していただきたいなと思います。

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担当:皆様。この度は長丁場のインタビューにお付き合いいただき、様々な角度から「ナレッジクラウド」の魅力を教えていただきありがとうございました..! ぜひ皆様が期待する使い方で多くの企業様に使っていただけるように、今後もホームズクラウドの魅力を一緒に伝えていきましょう!

※<CTO/スクラムマスター編>も公開しております。あわせてご覧ください!

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